姫女菀と紫詰草
5歳の息子が、散歩で摘んできた野の花をニコニコ笑顔でプレゼントしてくれました。『素敵ね!』といって花瓶にホタルブクロと一緒に生けてみました。
いつもは、『雑草』と呼ばれていますが、姫女菀(ヒメジョオン)と紫詰草(ムラサキツメクサ)も、こんな風にまとめれば、部屋に飾っても可愛いな~と改めて感心。そういえば、私が花に興味を持ったのも、道端や公園に生えていた野草のオオイヌノフグリやホトケノザ、ヒメオドリコソウ、シロツメクサを摘んで帰るのが好きだったのが、始まりだったような・・・。改めて子供に教わった気がしました。
ちなみに・・・ちょっと気になってふたつの野草を調べてみましたが、色々わかって面白かったので、少しご紹介します。
ムラサキツメクサ (アカツメクサ・赤クローバーとも呼ばれる)
Trifolium pratense ヨーロッパ・西アジア・北西アフリカ原産で、牧草として明治以降に入ってきた種類。
薬草としても効能が色々あり、咳止めや口内炎にも効くとか。うがい薬にもなるそうです。
トリフォリウムというと、クリムソンクローバーやカトレアクローバーなどの園芸品種がおなじみ。クローバーは皆この仲間ということです。
ヒメジョオン
Erigeron annuus 北アメリカ原産
エリゲロン属!よく庭に使うエリゲロン(Erigeron Karvinskianus)と仲間だったのですね。
1865年に観葉植物として日本に導入された(びっくり!)ものが、明治時代には雑草化。全国に広がって、今では山間部や国立公園などで問題になっている種類で、希少な植物を邪魔する侵略的外来種と選定されているとのこと。・・・・ということは、自生植物を守るためには、ヒメジョオンを抜くことも大切な仕事だということですね。