頑張りすぎない冬春花壇

小手毬ガーデンのレイズドベッドは、手前側を一年草花が楽しめる花壇として東側の光を得やすい立地。今年はパンジー、プリムラ、宿根ネメシア、クリサンセマム・ムルチコーレ、ワスレナグサ、チューリップの花壇。最近シェードガーデンの花壇で思うのは、晩秋からは頑張りすぎないことです。

落葉樹の下で、冬はサンサンと日当たりが望める立地のシェードガーデンはいいのですが、狭小地で南に建物や隣家がある場合、太陽の角度が低くなることで晩秋~冬は日当たりが更に悪く、南向きの庭のほとんどが日陰になってしまいます。日陰に植えたパンジーは花芽もなくなり、暖かさが戻る春までは葉だけになることもしばしば。

そこでパンジーやシロタエギクなど日陰に耐える最低限のものだけを晩秋に植え、チューリップの球根を仕込む。それ以外の草花は後から植えられるように場所をあけ、3月上旬になってから出回る春苗を植える。
3月になればレイズドベッドには日当たりと暖かさが戻ってくるので、寒く日当たりの悪い時期には頑張らなくても、きれいな春花壇ができるというもの。

こんな風に肩の力を抜いて、ダメな時期に頑張らないというのも長く続けて行くためには大切ですね。


↑4月14日頃のレイズドベッド

↑1月20日頃のレイズドベッド
実験的にガーデンプリムラ’アラカルト’など花付のプリムラを少し植えてしまいました。プリムラたちは意外に健闘。1月に植えて花付は1~2月は寂しかったけれど、4月中旬くらいまで楽しめました。

↑3月下旬のレイズドベッドの様子 ワスレナグサ、ムルチコーレ、宿根ネメシアを上旬頃に植え足した

↑4月上旬

↑4月14日頃

↑4月22日レイズドベッド 陰も多くなりチューリップも限界。パンジーの草丈がぐんと伸びて高くなりました。


今年は樹木の新芽が出るのが早かったせいで、日陰になるのも早いのが難点。もう少し日当たりよく花を楽しみたいのに・・・T_T すっかり新緑で陰が大きくなりました。本日チューリップは終了し、すべて摘みました。庭はすっかりグランドカバープランツに覆われ、初夏の雰囲気が出ています。